鈴木啓太が見据えるミライ。「Chapter 3」とは?
━ 鈴木啓太 ━
“自分にとってキャリアっていうのは、すべてトータルしてのものだと思っている。
つまり、サッカー選手がファーストキャリア (Chapter 1)、企業経営者がセカンドキャリア (Chapter 2)といったように、区切って考えることをしないです。
だから、「Chapter 3」っていう言い方が合ってるかはわかりませんが、ボクには一つ、大きな夢があります。もしかしたら、それのためにサッカー選手や、会社経営者を経験しているのかもしれない。”
サッカークラブを経営したい
現役を引退しサッカー界を離れた現在も、サッカーに対する思いは変わらない。
いや、プレーヤーの視点だけではない、多角的な視点でサッカーの未来を考えていることをふまえれば、むしろサッカーへの思いは膨らんでいるのかもしれない。
そんな鈴木啓太には一つの夢がある。
それは、サッカークラブの経営。
今後、サッカー界がさらに発展するには、サッカーとは別の“何か”を見つけなければならない。
サッカーに関わる人たちだけで試行錯誤しても、新しい“何か”は生まれにくい。
ビジネス界の人がスポーツ界に参入する、それと同様にサッカー界の人が外の世界に出る。そこで得た“何か”をもって、サッカー界に戻る。そんな「触媒的人材」が必要なのではないかと思う。
組織構築、コミュニティづくり、街づくり、マーケティング、勝負勘、目標設定、リーダーシップ、コンディショニング。これまで、そしてこれからのキャリアで、身につけたい能力は山ほどある。
だから現在の鈴木啓太は、今なお「Chapter 1」の道の途中なのである。
- Photo / Tatsuya Yamanaka
https://www.stanford-group.com/creator/yamanaka/ - Interview / Daiki Takahashi (Comprime)
- Art Director / Shinya Okada (Comprime)