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“見えない世界”を形にする挑戦者 ── 石古暢良と瞑想スタジオ「suwaru」が導く未来

心と身体が調和すれば、人はもっと自由になれる。

そう語るのは、瞑想スタジオ「suwaru」代表取締役 石古暢良 (いしこ まさよし)氏。1964年生まれ。筑波大学で心理学を学んだのち、渡米してニューヨーク州立大学でAI研究に従事。グローバル企業においてITビジネスの先端を走ってきた人物だ。
だが、そのキャリアの延長線上には想像もしていなかった“静寂”の世界が待っていた。

suwaru [スワル]
https://www.suwaru.co.jp/

転機となった「旅」と「病」

約40カ国を旅し、スティーブ・ジョブズにインスパイアされるような日々を過ごしていた石古氏。外資IT企業で順調なキャリアを重ねる中、突然2度の脳梗塞に見舞われたのは2017年と2018年のことだった。
「これは、“止まれ”というメッセージだと思った。」
体の麻痺、激しい言語障害、そして精神的な不安。通常の西洋医学では回復が見込めないとも言われる中、彼はインドから来日した瞑想指導者ニーマル・ラージ・ギャワリ氏と出会う。そこでアーユルヴェーダ、瞑想、呼吸法、そして食事の改善など“ホリスティックなアプローチ”により、自身の体を立て直していく。
「医者にはもう治らないと言われた。でも、自分の意思で回復する道があった。」

「suwaru」の誕生 ── 瞑想を“日常”に戻す場所

そして自らの体験のもと、2020年東京・広尾に瞑想スタジオ「suwaru」が誕生した。日本語の「座る」という動詞に由来しながらも、“内なる自分と向き合う”という静かで力強い意志を持つブランド名となった。
「suwaru」は、ニーマルメソッドによる瞑想と呼吸法を中心に据えたレッスンプログラムを提供。初めての人でも抵抗なく体験できる導入のしやすさと、継続することで深い気づきへと至る体系的なステップが特徴だ。
スタジオでの対面レッスンのほか、オンラインでのクラスも展開し、全国どこからでも参加可能。都市生活で疲れ切った現代人にとって、「suwaru」は“立ち止まり、呼吸し、自分を取り戻す”ことができる数少ない場所となっている。

社会貢献としての“瞑想”

石古氏のビジョンは、ただの商業的な瞑想教室の枠を越えている。ネパールの学校建設を支援するなど、利益の一部を社会貢献に回す姿勢も「suwaru」の重要な柱だ。
「瞑想とは、ただ目を閉じる行為ではなく、自分と世界を結び直す行為だと考えています。」
この理念のもと、「suwaru」は企業研修やアスリート支援、高齢者ケアなど、幅広い領域にその知見を届け始めている。

最終目標は“ヒマラヤに総本山”

石古氏の夢は、世界中の人々が瞑想のために訪れる“suwaruの総本山”をヒマラヤに設立することだ。自然と一体になり、自分の内面に深く潜る体験を通じて、人々の生き方そのものを変えていく。
「AIがますます発展していく時代だからこそ、“人間らしさ”を取り戻す必要がある。その鍵が、瞑想にはあると信じています。」

ヨガ講師として新たなステージへ

2025年6月9日、石古氏の新たなステージが始まった。
これまで瞑想を中心に活動してきた中で、石古氏が新たに力を注いでいるのが「マイクロヨガ」だ。これは、忙しい日常の中でもわずかな時間とスペースで取り組める、短く、やさしく、そして深い気づきをもたらすヨガの形。
「マイクロヨガは、日常のすき間に“気づき”の時間を届けることができる。もっと多くの人に、この体験の価値を知ってほしい。」
ヨガという手段を通じて、自分の体と静かに向き合う時間の重要性を伝える――。
その想いが、石古氏の新たな挑戦を支えている。

終わりに ── “座る”という始まり

suwaruの空間には、一切の派手さがない。ただ静かに、自分と向き合うための“余白”が広がっている。その空間こそが、石古氏が人生をかけて取り戻した“見えない世界”の入り口なのだ。

会社概要

出典:PR TIMES STORY
https://prtimes.jp/story/detail/bKo8Qqh3JKb
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Daiki

Daiki

Chief Editor

高橋 乃希 / Webディレクターとして、数多くのサイトやWebメディアの制作・運用を経験。スポーツシーン・キャンプ・アウトドアへの関りも深く、「&FLOW」の編集長に抜擢。★ 野球、格闘技、ゴルフ、ランニング、自転車

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