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Story

創業時はビジネスとして成り立たないと指摘された”完全個室の1ブース”の新しいインドアゴルフの形。新たな業態を生み出した『Lounge Range (ラウンジレンジ)』が3年で60店舗に至った軌跡

株式会社­LoungeRange

株式会社­LoungeRangeは、2020年に創業し、会員制インドアゴルフ場を開業。創業から3年で60店舗を展開するに至りました。これまでのインドアゴルフの常識であった、経営上の理由から4打席以上の複数打席が必要である、という業界の常識を覆し、1店舗1打席のみの完全個室ブースを基本とした、新たなインドアゴルフの業態を生み出してきました。

「ゴルフをもっと、あなたのそばに。」というコンセプトのもと、より身近な場所で、上質な環境のなか、ゴルフの練習に打ち込める空間をつくってきました。ゆったりとラグジュアリーなラウンジスペースを備え、本格的なゴルフシミュレーターを設置したゴルフレンジ。その2つを合わせた業態を表現した名前が、『Lounge Range (ラウンジレンジ)』です。

「ゴルフを楽しめる環境を、自宅の近くに作れたら」

Lounge Range開業の3年程前からゴルフを始め、のめり込んでいた当社代表の古川には、「シミュレーションゴルフをもっと良い環境で、自宅の近くに作れないか?」という思いがありました。
その後、当社の取締役を務める熊倉とゴルフを通じて出会うことになり、2020年2月にLounge Range という構想が具体化します。
熊倉も2年程前にゴルフを始めたばかり。ゴルフ初心者と言っても過言ではない2名で、無謀にも株式会社LoungeRangeを立ち上げることになります。
2人の住むエリアが品川区近辺だったため、品川区を中心に物件を探し始めました。3つの物件が出てきたため、3店舗同時にオープンする構想もありましたが、当時は防音、防犯へのノウハウもない中、24時間無人、インドアゴルフへの抵抗が強く、2つの物件の審査に落ちてしまいます。その中で唯一残った物件が、今の一号店である大井町店です。
大井町店は、新築で700世帯以上が居住するタワーマンションの1階。一号店からとても綺麗なテナントで事業をスタートすることになりました。この素晴らしい物件に出会えたことも、当社のインドアゴルフ業態をよりラグジュアリーな方向へと推し進めたのは間違いありません。

ゴルフ業界の方々に心配された、「1ブースのみの店舗」

開業を決めてから、我々はまずゴルフシミュレーターのメーカーに相談するところから始めました。シミュレーターの種類は元々古川が好きであった機種に決めており、メーカーから内装業者も紹介いただけることになりました。
しかし、我々が1打席の店舗をつくると伝えると、メーカーや内装業者からは我々の事を心配して、ビジネスとして成り立たないのではと指摘されます。
これまでインドアゴルフの店を1打席でやるなどということはあり得ず、4打席以上を作らないと経営が成り立たないと言われてきました。その中で業界新参者の我々が1打席で店をやるなどど言い出したので、何を考えているんだと思われても仕方ありません。
ただ、その反応を見て、逆にやってやろうという気になりましたし、業界にまだないことだからこそ、成功できるという感覚にも繋がりました。
ここから、たった1打席のインドゴルフの店作りが始まります。

2人でゴルフに行く車内で固めた店舗のアイディア。それが業界のスタンダードに

ゴルフ練習場やスクールは、複数打席がないと経営が成り立たないと言われてきた中、前述の通り、ゴルフ業界の関係者からは心配の声が多くありましたが、1つのブースをラグジュアリーに作り込み、24時間無人化で運営する事で経営の問題を解消。
取締役の熊倉が元々ITベンチャーの役員で、Webマーケティングのコンサルタントとして数々のプロジェクトに関わっており、その経験を活かしてLounge Rangeの仕組みを構築したことから、オンラインで完結できるシステムを駆使した、現在の無人運営という形に行き着きました。
前例がない業態でしたので、店舗の内装から、運営のシステム、料金体系まで、基準になるものがなく、すべて1から2人で考えて形にしてきました。ゴルフに行く途中の車内で決まったことも多く、徐々にLounge Range が形を成してきました。

満場一致で決定した、業態を表すラウンジレンジが生まれた背景

ゴルファーはこれまで「ゴルフ場」「屋外ゴルフ練習場」「屋内ゴルフスクール」を中心にゴルフのラウンドや練習を楽しんできました。また本格的なシミュレーションゴルフをする場は少なく、多くはゴルフバーなど飲食を中心とした場で提供されている限りでした。
Lounge Rangeは、非常に精度の高いゴルフシミュレーターが活用しきれていない点に着目し、シミュレーターをよりクローズアップしたゴルフレンジを設計。また、人目を気にする事なく、リラックスできる環境でゴルフを楽しめるラグジュアリーな完全個室のラウンジを併設しました。
このラウンジ空間とレンジ空間を併せ持つ事で、現在の完全個室のインドアゴルフ場「Lounge Range」が誕生いたしました。
当社には実は創業メンバーがもう1名おり、仕事上の理由から、当社には名を連ねてはおりませんが、彼が考案した「Lounge Range」というまさに業態を表現したこの名前に、3名の意見は満場一致で決定いたしました。
今では、1打席や完全個室のLounge Rangeのスタイルや料金体系などをベースとして、1つの業界ができた事は、当社としても嬉しい限りです。

開業時は、新型コロナウィルス感染拡大「第1波」の真っ只中。本当にオープンできるのか。

大井町店の開業準備をしている期間は、新型コロナウイルス感染拡大の第1波のタイミングにちょうど重なってしまいました。内装工事の予定は大きくずれ込み、本当にオープンできるのか、またオープンしても営業できるのか、という難しい局面の中で準備を進めることとなります。
多くの関係者の皆様の協力があり、2020年6月18日に1店舗目である、Lounge Range 大井町を無事オープンできることになりました。幸いオープン前からかなりたくさんのお問い合わせをいただくことができ、オープンして数週間は毎日のように施設の体験対応をおこない、想定していた会員数を大きく上回りました。
当社の考えていたことが世の中に受け入れられた瞬間であり、今後の店舗展開に繋がる大きな礎となったのは言うまでもありません。

多くの方に驚かれた空間と設備。来店される方の9割以上が入会

体験に来られた方の9割以上が入会していかれたので、非常に手応えを感じていました。来店される皆さま、1打席しかないことに驚き、ラグジュアリーでリラックスできる空間にも満足いただけました。最高峰のゴルフシミュレーターは体験いただくと感動していただける方ばかりでした。
オープンから程なく、口コミを中心に利用者が急増し、想定を大幅に超える会員数となり、すぐに予約が取りづらい状況となりました。嬉しい反面、自分達が練習する場所がなくなってしまい、これでは本末転倒ではないかということで、2号店の出店を計画することになりました。それが2店舗目の六本木店です。

大井町とはエリアや地域の特性も異なる六本木での出店は不安もありましたが、こちらもオープンからかなりの勢いで会員数を伸ばすことができ、予想を上回る人数の方々にご利用いただける店舗となりました。
そこから徐々に自分たちの周りでも、同じような店舗を出店したいという声をいただけるようになり、自然とフランチャイズという形で店舗展開するに至ります。

多様性を重んじる店舗づくり。どこに行っても飽きないバラエティに富んだ空間デザインを採用

フランチャイズと聞くと、本部(フランチャイザー)が作り上げた店舗デザインや運営システムを店舗オーナー(フランチャイジー)がそのまま踏襲する必要があるイメージがあると思います。ですが、Lounge Range では非常に自由度を高く店舗作りをすることができます。
代表の古川は、様々なビジネスの経営や店舗展開、新ビジネスへの投資、若手起業家への投資、フランチャイズ本部運営やフランチャイジーとしての加盟などの経験、実績があり、フランチャイジーとして制約がある事に疑問を感じていました。
古川自身が、自分の納得いく店作りを行ってきたのと同様に、フランチャイズオーナーには、自身が好きなように内装や家具などを選定いただきたいという思いがあり、Lounge Range を表現する外装だったり、高級感を維持した内装であれば、基本的にはオーナーの好みを大きく反映いただいています。
そのため店舗によってオーナーの好みが色濃く反映され、大きく特色が異なり、それがチェーン展開していながら、Lounge Range の多様性と個性を生んでいます。

さらにはサービスの最も主要なゴルフシミュレーターも、オーナーに実際に体験いただき、一番気に入った機種を選定いただくようにしています。やはり自身が一番納得いく機種を選んでいただくことで、自身も利用したくなりますし、自信を持って会員に案内できるようになるからです。
Lounge Range を運営するオーナー達はゴルフが好きな方ばかりで、私たちの思いに共感してくださり、出店されています。

創業から2年で40店舗を出店。多くのパートナーにも恵まれる

40店舗を出店してきたことで、インドアゴルフの業界でも目立つ存在になることができ、多くの事業パートナーと業務提携することができるようになりました。
大きなところでは、日本ゴルフツアー機構(JGTO)様との提携です。
コーポレートサポーターという形で関わらせていただくことになり、我々は男子のトッププロ選手の皆さまに、練習の場をして店舗を提供させていただいています。
日本のトッププロが集まるJGTO様とこうして提携できたことは、インドアゴルフの業界にとっても大きな一歩だと感じております。

30代以上の女子プロトーナメントへの協賛を決定

60店舗を迎えた創業3年には、30代以上の女子プロトーナメントを通じて、ゴルフの業界を盛り上げる一助になれたらと、協賛を決定いたしました。
『エイジェックLADY GO カップ in とちぎ』への協賛です。
インドアゴルフとプロのツアーを繋げることで、新たなシナジーを生みたいと考えています。

「店舗数は追わない」。Lounge Range の環境を可能な限り提供したい

店舗数が増えてきたこともあり、「Lounge Range は何店舗を目指しているのですか?」と聞かれる機会が増えました。
しかし、当社は店舗数を追うことはなく、Lounge Range の環境を可能な限り提供したいと考えています。それが日本全国47都道府県に展開できたら、この上ない喜びです。

出典:PR TIMES STORY
https://prtimes.jp/story/detail/b3Q0m4TDj6x
  • 記事を書いたライター
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Daiki

Daiki

Chief Editor

高橋 乃希 / Webディレクターとして、数多くのサイトやWebメディアの制作・運用を経験。スポーツシーン・キャンプ・アウトドアへの関りも深く、「&FLOW」の編集長に抜擢。★ 野球、格闘技、ゴルフ、ランニング、自転車

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