今回よりスタートする連載コラム『I vs I 〜女子格闘家たちが戦う理由とは……〜』。
THE OUTSIDERの選手が出演するドキュメンタリー映画『タイトロープ』を始め、多数の格闘家の撮影を手掛けているフォトグラファー・藤原佐知子が注目する女子格闘家をセレクトし撮影、紹介する企画。
第一回目のファイターは、空手をバックボーンに、K-1で活躍する松谷 綺。来たる7月17日(月・祝)東京・両国国技館で開催される『AZABU presents K-! WORLD GP2023』にて、 K-1 WORLD GP初代・前女子アトム級王者であるタイの強豪、パヤーフォン・SWタワンと対戦する。
戦う彼女の源は? チャンピオンへの道のりはもう始まっている。
戦う彼女の源は?
チャンピオンへの道のりはもう始まっている。
格闘技との出会い
『兄が従兄弟の空手をやっている姿を見てかっこいいと言い出し、私は半ば強制的に(笑)誘われるかたちで、4歳から空手を始めました』
キックボクシングを始めた理由
『空手の階級制度においては、私はみんなよりも体が小さかったので、空手の先生から、細かく階級が分かれているキックボクシングを勧められて転向しました』
格闘家として憧れ・目標とする人
『格闘家として憧れているのは、武尊選手です。言葉では言い表せない、唯一無二の存在感と魅力があるからです』
自分のファイトスタイル、目指すスタイル
『武尊選手のような気迫と、師匠の卜部功也選手のようなテクニックを持ち合わせたファイトスタイルを目標としています。自分の強みは継続力と、絶対に負けないという気持ちを試合で出せる精神力です』
格闘技を続けている中で、一番ツライこと
『毎日の練習です。女の子もなかなかいないし、練習がツラくて何度も辞めたいと思ったことがありました』
格闘技の魅力、格闘技にのめり込む理由
『練習した分だけ強くなれて、それが結果として分かること、勝った時の達成感と快感がその理由です』
試合中でも、練習中でも、“何と戦っている”のか? ─ 次の試合への抱負
『試合中も練習中も常に自分と戦っています。今回の試合で勝てば、ベルトにも繋がると思うので、練習でやってきた事を全て出し切って勝ちます!』
Profile
Kira Matsutani
松谷 綺(ALONZA ABLAZE所属)
2003年6月1日生まれ、東京都出身。
152cm / 45.0kg。A型。10戦7勝(0KO)1敗2分。
https://matsutani-kira.bitfan.id
https://www.instagram.com/kira20030601/
https://twitter.com/kira20030601
空手をバックボーンとし、様々なアマチュア大会で優勝を重ね、2019年6月にプロデビュー。2021年に卜部功也が代表を務める「ALONZA ABLAZE」所属となり、同年10月のKrush後楽園大会でKrush初参戦を果たすと森川侑凜からダウンを奪って勝利を収める。2022年2月のKrush後楽園大会では豊嶋里美を下し、6月に国立代々木競技場第二体育館で行われた、K-1初の女子大会「K-1 RING OF VENUS」の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントにエントリー。準決勝で菅原美優に敗れて、プロ初黒星を喫した。11月のKrush後楽園大会で優に勝利して再起を果たすと、2023年4月、Krush初の女子大会「 Krush~RING OF VENUS~」では韓国のウォン・ガヨンに勝利して連勝を飾る。7月17日、K-1両国大会では元K-1女子アトム級王者パヤーフォン・SWタワンとスーパーファイトで拳を交える。
関連記事
- Photo & Casting / Sachiko Fujiwara
- Direction / Kazuhiro Matsushita (Comprime)
- Art Direction / Kazuma Higuchi (Comprime)