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ファンタジースポーツで8,000億円の新市場を作る!新卒2年目の社員がテレビ局から起業するまで

メ〜テレ

メ〜テレ(名古屋テレビ放送)は、東海地方(愛知・岐阜・三重)で放送事業を行っているテレビ朝日系列の会社です。2017年よりコーポレートベンチャーキャピタルを組成するなど、放送事業に留まらない新規事業の創出に積極的に取り組んでいます。
その取り組みの一環である「社内起業家支援制度」から、2021年にメ〜テレの子会社としてドリームチームズ株式会社が誕生しました。本ストーリーではドリームチームズ代表取締役社長の荒木敬明より、「社内起業家支援制度」に挑戦した背景、そして近年市場のプレイヤーが増加し、注目度が高まっているファンタジースポーツ*事業の立ち上げの裏側をご紹介します。

*ファンタジースポーツとは、実際に行われるスポーツの試合を対象に自分の好きな選手を集めて架空のオリジナルチームを作るシミュレーションゲームのこと。
https://www.dreamteams.co.jp/

日本で最もチャレンジしているテレビ局に入社を決めるまで

私は2019年に新卒でメ〜テレに入社し、その後2020年に「社内起業家支援制度」に応募し、ドリームチームズ株式会社を立ち上げました。

起業の原点は大学時代にあります。
大学3年時に約1年シンガポールに留学していました。シンガポールは日本と異なり、”グレーのものは白”とみなす文化があり、当時からドローンの規制はほぼなく、自動運転の実証実験が大学の中で実施されているなど、先進的な場所でした。また、シンガポールでは多くの現地在住の日本人の起業家と接する機会に恵まれました。
そうした環境の中で自分も起業への意識が高まり、就職する場合はなるべく早く多くの経験ができる会社を選ぶことに決めました。ベンチャーへの新卒就職も考慮し、複数のベンチャーで働いたりもしたのですが、その中で大企業に勤める経験の重要性も感じ、就職の方向性を決めて行きました。

そして日本でもシンガポールの大学でもメディアを勉強していたこともあり、大企業の中でもテレビ局ならば色々な経験が早くからできると考え、テレビ局への就職することを意識しました。

メ〜テレは2010年に衛星放送事業を運営する子会社の「名古屋テレビネクスト」を設立し、世界初のダンス専門チャンネルを開設したり、新規事業を生み出すために2017年からコーポレートベンチャーキャピタルを設立、さらにカンヌ国際映画祭に映画を出品するなど、私の入社前から新しいことにチャレンジをしていていました。また、事業規模や社員数が多過ぎないために早くから権限を持たせて貰えそうなこともあり入社を決意しました。

他の応募者は全員スーツを着用している服装自由の面接に、Tシャツで訪れても落選しなかったこともメ〜テレに入社する大きな決め手になりました笑

新人研修中に起業プランをプレゼン

入社してから間もない2019年3月、第1回目の「社内起業家支援制度」の募集がありました。「社内起業家支援制度」とは、「メ〜テレから全く新しい事業を生み出す」事を目的とした社内ベンチャー制度です。採用されると会社の支援を受けた上で、提案者自身が社長としてベンチャー企業を立ち上げることができます。2017年に設立したコーポレートベンチャーキャピタルの運営で得たノウハウを踏まえてスタートされた制度です。

入社直後ではありましたが「社内起業家支援制度」に年次の制限がなかったこと、また入社前より希望していた新しいチャレンジの機会だと考え、迷わず応募しました。その時には、ニュース番組の素材も活用しながら動画と文字を活用した地域ポータルサイトのプランを出しました。しかし結果は2次審査で落選。自分の出した資料のレベルが高くないことも理解していたので、悔しかったですが落選したこと自体には納得していました。そして次があれば自分のプランを絶対に通過させようと決意しました。

新人研修後は東京のコンテンツプロデュース部に配属され、「ハピキャン」というWebで収益を立てるためにプロモーションとして番組を使用するプロジェクトを担当しYouTubeチャンネルの立ち上げなどを担当しました。この時に実際の制作現場に携わり、地域のスポーツ団体の現状を知れたことが、現在の糧になっています。

地域スポーツの課題を解決したい。「ファンタジースポーツ」事業で起業するまで

第1回の制度では採択された事業はなかったのですが、2020年2月に第2回目の制度募集があり再チャレンジしました。先ほどお話した通り、1年目の取材を通じて、地元には想像以上に多様な地域スポーツがあること、そしてその多くが残念ながら注目を浴びていないということを実感していました。

特に印象に残っているのは、高校の女子バスケの取材に行った時のことです。驚くほどレベルが高い試合が愛知県の予選で行われていたことに衝撃を受け、そのあと気になって女子バスケのプロの試合も見に行きました。プロの試合も観戦して楽しい試合が行われていたのですが空席が目立っており、こんなにレベルが高いにも関わらず試合が見られていないという驚きがありました。

そしてその時に、私自身がもともと関心があり学生時代から触れていたファンタジースポーツを様々なスポーツと組み合わせたら、もっとスポーツの注目度が高まり試合が見られるようになるんじゃないかと考えました。

ファンタジースポーツは、実際の試合での選手個人の試合での活躍を予想するサービスです。既にアメリカでは6,000万人以上のユーザーがファンタジースポーツに熱狂しており、ESPN・NBCなど大手テレビ局がファンタジースポーツサービスを展開しており、市場規模は1兆円を超えています。私自身も留学中にファンタジースポーツを知り、ユーザーとして楽しんでいました。

ベッティングも絡む部分もあるので複雑な点はありますが、日本でも将来的なファンタジースポーツの市場規模は約6,000〜8,000億円規模になると予想されています。しかし、この市場は日本でまだ確立されておらず、マーケットリーダーがいない状態です。海外ではすでに多くの関連事業が生まれていますが、日本でもこの市場は将来めちゃめちゃ大きくなると考えています。既に今年だけでも2社以上のベンチャーがファンタジースポーツのサービスを新たにローンチしています。

個人的にはファンタジースポーツの市場開拓を、メディアである私たちが行うことには大きな意義があると考えています。何よりもこのサービスを通じて地域スポーツを見ていただくきっかけを沢山作れればと考えています。

2回目の社内起業家支援制度の審査では、将来的な市場としてのポテンシャルの大きさ、そして地域のハブとなって地域に貢献するという点を評価していただき、事業が採択されました。実際に審査に通過した時は、嬉しい気持ちよりも「これから大変になるぞ」と気を引き締める気持ちの方が大きかったです。

転機となったJ1リーグの追加

最も苦しかったのは、2022年2月です。明治安田生命J1リーグという大型の機能リリースを前にして、開発がすごく遅れていました。エンジニアに指示を出して、コミュニケーションをとって、開発を進めていくことに加え、自分が責任者なのでマーケティングなどをすべて担当しないといけない。協業先のこともあるので遅れられないので、精神的にも追い込まれていました。

ただ、そんな中でもシステムを作ることはすごく楽しかったです。自分自身もスポーツが好きというのもありましたし、多くの人を巻き込んで進めているので、期待を裏切ることは絶対にしたくないなと、楽しみながら寝ずに作業をしていました笑

どうにか期日通りにローンチして、ユーザーの方から「個別の選手をより詳しく見るようになって実際の観戦に行きました」という声をもらった時は、苦労してサービスを作った意味があったなと思いとても嬉しかったことを覚えています。

実際にJ1リーグの導入をきっかけにユーザー数は数倍に増加しましたし、TwitterなどのSNSでサービスについてご意見をいただく機会をより多くいただくことになりました。
また、Jリーグのサービスを利用して弊社の募集に応募してくれる人材も増加し、サービスにとって大きな転機となりました。

新たなスポーツを知るきっかけをつくりたい

今後に関しては、まずはJリーグでユーザーを増やしながら、他のスポーツにもどんどん拡大していきたいと思っています。実際、既に複数のスポーツ団体さんからもサービス展開の内諾をいただいてる形です。eスポーツも含めどんどんユーザーと対象スポーツを増やし、様々なスポーツを横断して、地域スポーツを含めた新たなスポーツを知るきっかけや観戦の機会を作っていければなと思っております。

また、ファンタジースポーツにはまだまだ大きな可能性があると思っています。例えばNFTの技術はファンタジースポーツと非常に相性がいいなと思っているので、今後も国内外の事業者との連携も検討しています。

ユーザーの方の意見を伺いながら、可能な限り初心者の方も遊びやすいような改善を実施しておりますので、ぜひアプリをダウンロードして遊んでいただけると嬉しいです!

会社概要

  • 商号:ドリームチームズ株式会社
  • 代表者:CEO 荒木敬明
  • 所在地:愛知県名古屋市中区橘2-10-1
  • 設立:2021年5月
  • 問い合わせ:info@dreamteams.co.jp
出典:PR TIMES STORY
https://prtimes.jp/story/detail/7bZQ0MF5Jzr
  • 記事を書いたライター
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Daiki

Daiki

Chief Editor

高橋 乃希 / Webディレクターとして、数多くのサイトやWebメディアの制作・運用を経験。スポーツシーン・キャンプ・アウトドアへの関りも深く、「&FLOW」の編集長に抜擢。★ 野球、格闘技、ゴルフ、ランニング、自転車

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